知覧の祈り


 

悔いのない死ならば 言葉はないけれど

何のため使う命? 問わずにいられない

誉れゆえ美しくて 刹那ゆえ尊いよりも

ありふれた毎日を 私なら重ねたい

武家屋敷の続く町で 咽び泣く人がいて

サンゴ礁の波の下へ 消えてゆく人がいた

ここは知覧 最南端の小京都

 

形あるものはいつか 壊れる掟でも

神様のくれた命 粗末にしたくない

勲章は受けなくても 歴史には残らなくても

ありふれた幸せを 私なら守りたい

時代(とき)を超えて祈る空に 青々と母ヶ岳

ただあふれる涙の中 赤々と咲くサツキ

平和の意味 旅人ながら噛みしめて

 

武家屋敷の続く町で 咽び泣く人がいて

サンゴ礁の波の下へ 消えてゆく人がいた

ここは知覧 最南端の小京都

光る風・・・



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